一「おしえてほしい。」と困った顔。
一「このことばで合ってる?たいせつな人がひどく悲しんでる。これでだいじょうぶ?」と、LINEの文面を見せてくれました。
簡単なことばが、いくつかならべられていただけでしたが、その患者さまの、たいせつな人を心配し、想うまっすぐな気持ちが、ギュッとつまった文面でした。
自分自身も、病気で苦しんでいるのに・・・。その患者さまは、だれかの支えになろうと一生懸命悩んでいます。
わたしは、『ことばは合っています。きっと、伝わります。これで、だいじょうぶ。』と句読点の打ち方や少しの誤字を修正しました。
一「あぁ。良かった。ありがとう。また話きいてね。」
患者さまは、ほほえんでくれました。
わたしが、今日、ここにいて、良かった。今、この患者さんと関わりを持てて良かった。
患者さまの抱える痛みや苦しみや寂しさや不安や葛藤を、
ほんのすこしだけでも、和らげることが出来たかもしれない、からです。
ほんの一瞬の出来事ですが、この気持ちが、【やりがい】に繋がると感じます。
患者さまとの関わりだけでなく、ご家族との関わり、
院内で一緒に働く仲間との関わりや、地域の医療機関や介護施設との関わりを持つことができるのが、
地域医療連携室です。
関わりのひとつひとつに、心を込めて、真摯に、謙虚に、向き合えているか。
その先に、【やりがい】を感じられること。
【やりがい】を積み重ねることで、仕事の質も、人生の質も、きっと、高くなると、信じて。
日々を、丁寧に、やさしく、まぁるく、豊かに、過ごすことができればと思います。
【MSW・北島田町子のつれづれ日記】
東洋病院で働く、MSW・北島田町子が気ままにつづるブログです。
日々の気づき・日々の感動・日々の葛藤…etc.
あらゆる”想い”を、あらゆる視点で発信していきます。